東海四季報

東海地区長距離の戦力分析・情報発信を行うブログ

                 

第85回東海学生駅伝対校選手権大会

 12月10日、第85回東海学生駅伝が愛知県武豊町武豊緑地をスタートし、半田市の半田運動公園競技場をフィニッシュとする7区間63.5kmのコースで行われ、名古屋大学が3時間16分15秒で18年ぶり3度目の優勝を果たした。

 22チームが参加し、オープン参加の3チームを含めて激しい競争が繰り広げられた東海地区の大学駅伝。大会6連覇を誇る皇學館大学や11月の全日本大学駅伝にも出場した名古屋大学、そして7年ぶりの優勝を目指す岐阜協立大学などが、東海地区ナンバーワンの座をかけて知多路で争った。

 名古屋大学は1区(8.5km)で小川海里(3年)が激しい戦いを制し、2位の皇學館大学と3位の岐阜協立大学と1秒差ながらも区間1位で素晴らしいスタートを切った。2区(10.6km)では河﨑憲祐(4年)が1分以上の差をつける力強い走りで、後続を引き離し主導権を握った。

その後、4区(8.3km)では村瀬稜治(4年)が25分31秒の区間新記録を樹立する好走でリードをさらに広げ、7区(12.3km)でもエースの森川陽之(M2年)が37分48秒と4度目の区間賞を獲得した。名古屋大学は圧倒的なパフォーマンスで1942年(当時は名古屋高商)、2005年に続く3回目の東海学生駅伝制覇を成し遂げた。

 5区と6区で区間賞を獲得した岐阜協立大学は名古屋大学と2分42秒差で2位に入り、3時間19分12秒の3位には皇學館大学が入った。その後は中京大学愛知工業大学が続いた。

 当ブログでは、今後、東海学生駅伝で上位に入った各大学の展望を特集で示したい。